amazon prime で鑑賞  ライオンの隠れ家  ★★★☆☆ ネタバレ注意

夫による母子へのD∨。そこから逃れるための心中の偽装工作。SNS上には、同じ境遇を生きぬいた協力者も現れる。

初めはミステリーかと思ったが、こどもを助けるための計画だった事が判明。

 

ある日、茨城県?の郊外の兄弟二人で暮らす一軒家に男の子が現れる。

この子は、「ライオン」と名乗り、本名も両親のことも一切話さない。とにかくここに住まわせてほしいと。ライオンのぬいぐるみを抱えて、背中には着替えの入ったリュック。

この兄弟は20代後半。弟みちとには自閉症の障がいがある。両親亡きあと。賢明に弟の世話をする兄ひろと。そこへ、屈託のまったくない「ライオン」少年がやってきたのだ。素直で、賢くてとてもかわいい。

忖度なく弟のみっくんに喧嘩をしかけるライオン。しかし、この葛藤が腫れ物扱いしてきた兄に、新しい視点をもたらしていく。

そして、みっくんも、思い通りにならぬときの、パニック発作が抑えられるようになっていく。ひたりがだんだん変わっていく。ただこれは、やや簡単過ぎるだろう。現実に自閉症の家族がいると、何倍もの困難があると思う。

まったく、みっくんに障がいがあることを知らぬ5歳児のライオン。だが、彼は、みっくんをよく知るようになり、大きい音を聴いて、パニックになり、自傷行為を始める彼に水中メガネを手渡して、落ち着かせるのだった。

みっくんは、動物が大好きで、百科事典を暗記している。そして、物の色を色辞典の番号どおりに言い当てることができる。彼は、独特の絵を描くことができるので、障がい者アートの会社で働いている。

兄ひろとは、朝弟を会社からの迎えの車に乗せて見送り、勤務している市役所を5時きっかりに出て弟を迎えに行く。5時半が近づくと、みっくんは時計を見て秒読みを開始。兄が大好きなのだ。兄が来てくれる5時半を毎日待っているのだ。

 

DVから逃れるために家を出て、ひとりで働きながら隠れていた、彼女、橘愛生(あおい)は、この兄弟の異母姉。高校生の頃に、離れて暮らしていた父親に引き取られて、しばらく一緒に暮らしたが、ある日家出してしまった人。

この設定には、やや無理がある。彼らの母親とは、連絡を取り合っていたようだが、高校生あるいは中学生が、ひとりで生き抜けるほど世の中は甘くない。故にマイナス1

ひろとの職場市役所の同僚2人が、彼を助ける場面は、微笑ましくて良かった。同期だという岡崎体育の巨体が面白かった。彼は3人の子持ちで、叔父さんが所有している佐渡島のペンションをひろと達に貸してくれた。すごい!

ライオンの母親、愛生が夫からひどいDVを受けて、逃げ惑う時助けてくれた業者として、ゆるぎさんが白ずくめの姿で登場する。これは、敵に見つかりやすいので、いかんと思った。故にマイナス1

DV夫・橘 祥吾役の向井 理には、悪者役は難しかったと思うが、不気味さを醸し出していた。彼自身も両親から捨てられて育った役。「お前と離婚してやるが、こどもを渡さない」という。こういう人は、実際にたくさんいるかもしれない。

最後11話では、皆がハッピーになったところで終わるが、蛇足だと思った。ただ、DV夫が身投げして死ぬかも知れぬと思っていたら、警察に逮捕されたので良かった。

引っかかるのは、建設会社がリニア汚職で、次々と邪魔者が姿を消している背景があったので、殺人もさせられているのでは、と予想していたのだが、その説明は皆無。

兄弟の愛情、近所の元食堂の親父(でんでん)の優しさが、染みるドラマだった。新聞記者から、三流週刊誌の記者になった、工藤楓役の桜井ユキさん、乱暴で強引でがざつだったが、こういう人の役もできるのだ。感心した。

amazon prime で鑑賞  犯罪者 ★★★☆☆

太田愛さんの小説をドラマ化。

食品による乳児の顔面が溶けるという奇病が発生。これを、公表されぬように工作をする大企業。しかし、証拠をすべて得消し、事実を知る関係者をすべて抹殺することはできなかった。

警察のなれあいを嫌い、不正を許さない刑事と売文屋となった元テレビマン、そして建設会社の社員。この3人が出会い、調布駅前で起きた無差別殺人事件に関わり、事件を追求していく。

証拠の品である食品のサンプルを隠し持つ父と、子の愛情物語でもある。

高知で、ホテルマンが騙されて妊娠中の彼女とともに、爆死したような場面があったが、その後が描かれず、残念だ。貧しい境遇で、一攫千金を求めてお腹の子を堕ろさずに、古着の店を開けるぞと喜んだ矢先のこと。故にマイナス1

被害者の母親が自分の子の顔を世間に晒しても、事実を知らせたいという。しかし、マスコミも周りの人々もそのような醜い姿を晒すべきではない、このマンションを出ていってほしいとまでいう。

 

被害者が声を上げようとすると、味方になる人は少なく逆に差別したり誹謗中傷したりするネット社会も描かれていた。

大企業は政治家とつるんで、不利な情報はもみ消してもらう。時には韓国人らしき殺し屋まで雇う。

本当に恐ろしいことだ。

 

内部告発をした藤沢工場長が、追い詰められて屋上から飛び降りるが、奇跡的に助かって良かった。

犯罪者になっても、正義を貫きたい。そのようなことが現実にはあるのかも知れない。

マキタスポーツがしがない修理工場の経営者の役を演じていたが、これは絶妙だった。

 現実の社会を映してもいるが、このようにうまく成敗できるだろうか。故にマイナス2

 

令和8年熊本地震起きる

7月28日夕方5時少し前。ふとスマホのニュースを見て驚いた。なんと、震度7の地震がまた熊本で起きた!

今日は5日目。酷暑の中、避難している人、救出にあたっている人の健康が心配だ。

先ほども、70代女性が車の中で熱中症になり亡くなったというニュースがあった。犠牲者はまだまだ増えるかも知れぬ。

せっかく生き延びたのにイオンでは、もう一度建物に戻った人が爆死したという。

 

ああ、どうか水道と電気の復旧が早くできますように。

被災地では、余震がずっと続いている。どうか大地よ鎮まれ。

神仏のご加護を、どうかどうか苦しんでいる人々にと祈る。

この夏初めての小玉西瓜

夫が小玉西瓜を勝ってきてくれた。

私の大好きな西瓜。貧しくなってからは、大玉を買えなくなった。小玉でも年に一回の贅沢だ。嬉しいな嬉しいな!

早速昇進と姑にお供えする。マンジーくんの腕を意図で繋いで、抱きかかえさせた。

マンジーくんは、ダーウィン事変の主人公がモデル。

しかし、冬の服を着せていたので、白い半袖服を縫って着せ替えさせた。

父は、西瓜が大好きだった。そして、種を飲み込めば良いというのだった。種は、人間が飲み込んで、別のところへ運びそこで大便をすると、芽が出るのであるとこどもたちに講釈をした。しかし、一般に今日の人間は野糞をしない。

朝顔最強

今日、初めて気づいた。

スズメウリと千成瓢箪を大きい植木鉢に植えたのだが、夫が地面が余っているからと、朝顔の種を蒔いた。

朝顔は順調に育っているが、スズメウリも瓢箪も、ひょろひょろで生育不全だ。

あ、そうか。

朝顔が一緒だから、育たないのだ。

夏の暑さが大好きな朝顔。他の植物がそばにいると恐らく地中の栄養を吸い取ってしまうのだろう。種の袋の裏に育て方の説明があった。種を蒔く間隔が必要だったのだ。

 

東京新聞に萩原朔太郎が、とうもろこしを愛するあまりに庭で育てようとした。しかし、間引きもせず、びっしりと種を撒き育てたので、一つも実がならなかったという。

セイタカアワダチソウ、ホウノキなども自分の周りの植物が育たぬように、根から周りに

毒を出しているという記事を読んだことがある。

それは、本当だろう。

 

それなら、雑草たちは自由に生い茂っているように見えるが、激烈な過当競争、毒殺も辞さずという丁々発止のうえで、生えているのだと気づく。

今朝、3個目の朝顔の花が開いた。薄い青の絞り模様、同じ模様の次に薄紫色にしぼりの模様の大きい朝顔が。亡き両親と姑にお供えした。

高校野球県大会準決勝

故郷の高校を応援していた。だが、残念ながら、負けた。春の選抜で、4強となった高校が揃って予選を勝ち抜けなかったそうだが。

悔しい。おちゃめなミスの連続で、負けてしまった。

 

しかし、どの野球部も一生懸命練習してきたのだから、・・・。

勝ったチームの栄誉を讃えよう。

負けたチームのひとには、時の運もある。実力通りに発揮できなかったのかもしれない。

負けたチームの選手達よ、今の悔しさ、惨めさをどうか乗り越えてほしい。負けて学ぶことも多い。人生は負けの連続だ。しかし、どうそこから立ち上がるか、浮き上がるか。マイナスの経験こそを糧にしていこう。

努力すれば、必ず報われるということはない。

まして、レギュラーになってベンチに入れるものは限られている。補欠にもなれず、応援するだけの人もいる。しかし、あなたたちは、グラウンドで精一杯プレーすることができたのだ。なんと素晴らしい、しあわせなことか。

今日は野球部員のみならず、応援団、父兄の人々、どの立場にあってもそこで、精一杯できることをやりきったはずだ。

ああ、青春とはこれだろう。

ネットの放送で、地元の子達が頑張る姿を観られて応援できる喜びを与えてもらった。合掌

ponの読書日記  『普天を我が手に』  ★★★★☆ ネタバレ注意

奥田英朗の語る昭和史。昭和元年に生まれた四人のこどもが、それぞれの親の元で成長していく。ひとりは、裕福で教養のある家庭の軍人の息子史郎。ひとりは、女性の地位向上を目指す編集者の女性の娘ノラ。ひとりは、紡績工場の若旦那の妾の息子四郎。だが、母親が出産のときに亡くなったので、用心棒のヤクザの親分に引き取られる。いまひとりは、満州に渡って満鉄と組み、興行を成功させて小金持ちになった男の息子満(みつる)。(実は、彼の父親はアヘンの売買の手助けをさせられている)

まったく、違う境遇に生まれた四人が、どう絡み合っていくのか。終盤、少しだけ絡みがあったが、・・・。

私が、とくに気に入ったのは、石川のヤクザの親分だ。この人は右翼の親玉に見込まれてしまうが、血の繋がらぬこどもを自分の三人の子より、可愛がる。

そして、ヤクザ道を教える。ただ、彼の知恵袋である木下が、四郎の賢さに気づき、勉強をさせようとする。

第一部の最後に、真珠湾攻撃が始まる。いよいよ、太平洋戦争が描かれる。

日米開戦を必死に食い止めようとしていた、知的エリートの軍人、史郎の父。こういう人たちも少なくなかった。

 

何故、関東軍は勝手に戦争を拡大させていったのか。いろいろな思惑が描かれていて、知らぬことも多い。第二部を読もう。