ゴールデンカムイ✖️京王線

 



夫が13日に、京王の一日乗車券を買って新宿、桜上水高幡不動、調布、多摩センター駅で杉本たちのカードを全部もらって来た。夫婦とも65歳。漫画とアニメで『ゴールデンカムイ』に魅せられ、19日封切りの実写映画も観たいと思っている。この漫画の魅力は、なんと言ってもアイヌ文化の紹介、とくに狩猟と料理が丁寧に書かれていることだが、ぽんが注目したのは、時代背景、街や人々の様子。物売りの姿だ。これがおかしくてたまらない。

ぜひ映画が当たって、最後まで制作して欲しいものだ。尾形が親孝行の息子という格好をする。立っているのに親をおぶっている扮装で、物乞いをする。

また、刺青を背中に彫られて脱獄した面々が非常にユニーク。実に様々な犯罪者なのだ。その心理描写も鋭い。獣かん罪の動物学者しとん先生や自分の顔に刺青を施すサイコパスの男などなど。

尾形は、軍人だが一番屈折した恐ろしい。最後に彼が救われる場面は泣ける。

 

また、作者の祖父の実体験で日露戦争時に、敵も味方も銃をわざと外して撃つという言葉が印象的だ。誰も殺さず、自分も殺されず戦地から帰りたいのだと。