VIVANT

毎週聴いている神田伯山の問わず語りという番組で、伯山氏が激賞。「日本に生まれて良かった、ビバンがタダで見られるなんて」と語った。

ぽんは、このドラマを放映中に一作も見ていない。そこで、U-nextに慌てて加入。無料期間だけ利用することにした。

全く事前にあらすじも内容も知らずに鑑賞し始めると、あまりの面白さに大興奮。三日間で10話一挙に見てしまった。

バルカとされている国、実際はモンゴルで撮影したそうだが、その砂漠と空の美しさ、壮大な風景。そこを旅する過酷さにまず胸打たれた。ラクダの可愛らしさにも。

相当な制作費がかけられている。映画以上の画面だ。

これからご覧になる方のために、内容は書かない。

これは、現在も世界中で起きている残虐な事実に基づいた、架空の物語。

丁々発止のアクション、謀略に次ぐ謀略。始めは主人公たちを執拗にに追い詰めていたバルカ警察が、彼らの味方になるところなどはまるで三国志のようだ。

主人公乃木の多面性、とくに人格が二つある点が面白い。彼が奥出雲出身でお抹茶を点てて来客に振る舞ったり、丁寧に和食を作る場面も興味深かった。

ラストは、とても悲しかった。やはり。

しかし、続編が作られるような終わり方だった。